あなたのぬくもり
過去

～ハジメテ～

「やだっ…やめて。」

「うるせぇ…。」

「やだってば!!」

「もう少しだからっ。」

薄暗い駐車場に停まる車の中で私はあいつに犯されていた。

「やだ、やだっ…。」

私は怖くてそれ以外何も言えなかった。

「うるせぇって…黙れっ!!」

「どならないでっ…。怖いっ…。」

その時言った「怖い」の言葉には、たくさんの勇気が詰まっていたが、あいつは自分が満足するまで私を犯し続けた。

「…さ、終わったし帰るか。」

「…っ。」

そういってあいつは車を走らせた。

私はその時、死にたくてたまらなかった。
走っている車のドアを開けて飛び降りようとしたがそれをあいつが止めた。

「何やってんだよ!!危ねぇだろ。」

あいつは、また私を怒鳴り始めたが、私は死ぬ方法しか考えられなくて何も頭に入ってこなかった。
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