君と、世界の果てで


陸が亡くなった日。


あたしは、学校から家に帰る途中だった。


もう、日が沈んでて……真っ暗で、肌寒かった。


突然、彼から連絡があったの。


すごく、短いメール。


『会いたい』


そんなの、初めてだったから。


すごく、胸がザワザワして。


すぐに、この家に向かったの。


……ここからは、全然話してなかった事。


あなたに、嘘をついていた部分。


ごめんね。


あたしも、つらいんだ。


整理しながらだから……気長に聞いてね。


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