愛するが故に･･･

家に帰り着くと、お酒の酔いと仕事の疲れが重なり、
シャワーをすぐに浴びで、
ベットに入り、数分で意識は無くなっていた。


翌日、土曜日…会社は休み。

目が覚めたのはすでに午後になっていた。

携帯がけたたましく鳴り響いていた。

まだ、覚醒していない状態で、携帯をとり、耳に当てる。


『はい…』


「理香…俺だ。今から行く。」


声を聞いて、一気に目が覚めた。

和真さんだ。すぐに電話は切れた。

今からって何分後なのよ…

私は、飛び起き、シャワーを浴びた。

髪の毛を乾かし終え、リビングに戻ると携帯が鳴っている。

電話に出ると、それは予想通り和真さんで、ついたとの連絡。


『すいません、さっきの電話で起きたので、後３０位待ってください』


きっと怒るだろうと思っていたけど、その答えはなんとまた一言


「分かった。急がなくてもいい」


だった。

拍子抜け。その言葉がぴったりだ。

急がなくてもいいと言われても、

下で待っていると分かってゆっくりできるほど私も肝が据わってない。