剣舞姫~新選組に出会う~
1章
雲一つない晴れ渡った空。

「洗濯日和っていう感じだよね」

一人の少女がとても楽しそうに空を見上げる。
年の頃は16、7才、身長160くらい。
腰まである漆黒のストレートの髪。
そして一番印象的なのはパッチリとした大きな瞳。
本人は無自覚だがとびきりの美少女だ。


「今日は外での稽古にして…」

続く言葉は

~~

携帯の着信音で途切れる。

「誰だろ~」

画面に表示されたのは

【駿兄】の文字

「駿兄からだ」

大好きな頼れる兄からの電話
ここの所、すれ違いが多くて寂しかったので、今日はついてるって感じてた。
あの言葉を聞くまでは………。


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