キミ色、恋色。
「いまから席替えをしまーす‼

 くじ引いてね―‼」


担任の声が響いた。


口には出さないけど、


この担任うるさいよなー笑


席替えとか嫌だな。


正人とはなれたくねーし。


楽しく生活できてたって言っても


正人がいたからだし。。。


俺はしぶしぶくじを引いた。


「9番か。」


良くも悪くもない、


真ん中の列の


後ろから2番目の席だった。


「どこだったー?」


正人かよ。


「俺、10番ー♪」


「え、俺の後ろの席じゃんwww」


俺は心の底からほっとした。


「席移動してねー」


担任がそういった。


クラス中が一斉に動き出す。


「よろしくね、海翔。」


聞き覚えのあるきれいな声が聞こえた。




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