わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
家に帰ると、あの人に連絡をした。

「家の電話からって珍しいね、どうかした?」

あの人は不思議そうに言う。

わたしは仕方なく…
さっきあったことを話した。

すると、

「なんで行ったんだよっ」

といきなりキレ気味に怒られた。

それから…

「こっちでなんとかするから、そのまま家でおとなしくしてるように」

と軽く命令された。

でも、なぜかいま恐怖感はない。
< 13 / 130 >

この作品をシェア

pagetop