*双子ちゃん*
プロローグ





昔。


お父さんとお母さんは言った。



『双子の恋は、すごいのよ!!』


『『双子の恋??』』


『そうよ。あなたたち双子はね、生まれたそのときから、奇跡の結晶なの。』



『だから、マオと美桜は、逃げたくなるほど辛くて、泣きたくなるほど悲しくて…』



『それでも、忘れたくても頭から離れず、忘れられなくて、胸が苦しくなるほど好きって思いが溢れてきて…きっとそんな素敵な恋をするわ。』



『『??』』


『まだ、小さい2人にはわからないかな??』


『そうかもね。でも、これだけは覚えてて。』


『『??』』


そして、お父さんとお母さんは顔を見合わせてこう言った。


『『双子の恋は運命。奇跡の恋ってことを…。』』


と…。





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