龍は花を守りけり ~~
エピローグ
「西藤さん、これを…。」

私は、最後の力を振り絞って
西藤さんの手の上に、
あの花を置いたのです。

「こ、これは……!」

「ミント…。茶の秋桜…。そして…
 青のカーネーション…、です。」



ミントの花言葉は……。
「かけがえのない時間。」

茶の秋桜は……。
「恋の終わり。」

そして、青のカーネーションは……。
「永遠の幸福。」



「どういう……ことだ?」

私はもう、喋る気力すら
なかったのです。

最後は笑って…逝たい…な…。

私は、西藤さんの裾を掴んで
kissをしました。
そして、ニッコリッと笑います。

すると、私の体の力は抜け
ズルッと西藤さんの肩に
持たれかかってしまったのです。


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