隣の彼の恋愛事情
secret:8アイツからの逃亡
「はぁー。」

朝ベッドでスマホのアラームを消すときに、大きなため息がでた。

(こんなに仕事行きたくないのも久しぶり)

社会人として、自分の色恋沙汰で仕事を休むなんてことはあり得ない。

「季節外れのインフルエンザにでもなって出勤停止にでもならないかな・・・」

あり得ない願望を口にしながら、思いからだと心をひきずって身支度をする。

身支度を整えた後、甘いカフェオレを飲み気分を落ち着ける。

普段ならば日経新聞に軽く目を通すが、そんなことしても何も頭に入らないだろうと、今日は端からあきらめた。
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