大好きだったよ。
四章 幼なじみ

海が。

それからも、何回か話しかけてきたけど。


無視しちゃった。


そんな場合じゃないから。


ただただ、祈っていた。


そんなことしたって何にもならないって分かってるのに。


心配で、


でも、信じるって決めたから。


信じて、待つしかないんだ。


それでも、待ちきれない。


時計の針が、


ものすごく遅く動いて、


時間を知らせる。


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