【BL】腐男子な俺の恋フラグ
それはここのオープンハイに来た時であります。
自分の趣味は、人間観察。人の心情を観察するのが趣味なのであります。
だから先ほど連大佐にも首にかかるカメラを見て懲りろと注意されたでありますが、コレはどうしてもやめられないのであります。
以前、悪趣味だとよく襲撃に遭いましたが、その度に連大佐が自分を救ってくれたのであります。
だから、自分にとってその時から、連大佐は自分の憧れであります。
話が脱線したのでありますが、自分はオープンハイの時に生徒会なる演劇を見たのであります。いや、正確には終わりの会長の演説を見ただけであります。
そしてその会長は驚くほどにきらびやかだったのであります。と同時に自分は確信していました。この人がこの学校で1番人気なのだと。そして会長がこの学校では1番人気という伝統もあると聞いた事があったのであります。
しかし、自分が帰り道に口々に盗聴した言葉の数々は――――…
「いやー白雪姫神だな」
「あぁ…俺、ヤバかった。反応したもん」
日本男児としてなんたる発言。しかし、その言葉はここだけにとどまらなかったのであります。
「白雪たんのために俺は頑張る!!」
「いや、絶対俺だから。彼女は俺のもんだから」
――――何故か白雪姫が1番人気だったのであります。