隣の席の俺様ヤンキー
最終章

何気ない日



季節は、私の好きな冬になろうとしている


白い吐息を吐きながら、自転車をこぐ


そこで、プップーとクラクションの音とともに、
黒い外車が私の横に止まった


私も、思わず自転車を止める


「今学校行くところ?」


黒い外車の窓が開き、中には祐也さんがいた


「祐也さん!久しぶりです!今学校に向かってるところですよ」


「そっか。ちょっと話でもしようかなって思ったんだけど。時間ないよね?」


「えっと・・。じゃあ学校終わったらメールするんで迎えにきてくれませんか?
自転車は学校に置いておくんで。」


「いいよっ。じゃあ学校いってらっしゃい」


「行ってきますっ」



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