向日葵のような笑顔の君へ
出逢い
ーミーン、ミーンー




「あっちぃー…」




蝉がうるさい夏。

俺らは学校の坂を上っていた。




「なぁ…?」




隣にいる中学からのダチ、飯嶋瞬が
問いかけてきた。




「なんだよ…」




「さぼろーぜ…」




ーバコッー




「いてーよ…」




瞬は頭を叩いた張本人を睨み付けた。




「ここまで上ってきて、
何言ってんだよ」





高校に入ってからのダチ、春山啓が
言った。




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