恋チョコ
驚いて顔を上げると小高くんが微笑んでくれていた。


その笑みを見て、再び真っ赤になる私。


「目、閉じて…―――」


そう優しく囁かれる。


その声に導かれるようにそっと目を閉じた。


少しずつ縮まる距離は…――――、







キーンコーンカーンコーン…


チャイムによって阻まれたのだった。



「「…」」


2人で顔を見合わせ、同時に噴き出した。


チュッ

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