恋チョコ
「あっ、本当だ」


「まっ、取り敢えず行くか」


「うんっ!」


「ほら」


「え?」


「…逸れるといけないから」


そう言って俺は手を差し出した。


何か、照れ臭いな…これ。


「う、うん…///」


手を繋ぎ、歩き出す。


やっぱ、小さいな。


チラッと横目に見ると、頬が赤く染まっている。


うん、可愛い。


「あっ」


そのとき、横で突然声が上がった。

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