君に逢いたくて~最後の手紙~

合コン

数日後の日曜日。


今は、11時25分。


美夏が11時30分に迎えにくるって
言ってたから、そろそろ来るかな?



そう思っていると、チャイムが鳴った。



―ピーンポーン♪



…美夏かな。




「梨衣奈ー、美夏ちゃんよ」




下からお母さんの声が聞こえてきた。





「は~い」




―タッタッタッタ



―ガチャ



階段を下りて玄関を開ける。



「梨衣奈!用意できた?」



玄関から顔を出した美夏。



「うん」



「カラオケは歩いて15分だし、
今から行ったら早く着きすぎるよね?」




「そうだね。40分に出ればいいから、
家入ろう」



私はそう言って美夏を中に入れた。



「うん。お邪魔しまーす」


「どうぞ!」



そして2階の自分の部屋に
招き入れる。



2人話をしているうちに
行く時間になった。



「梨衣奈、そろそろ行こ」


「うん」


―タッタッタッタッタ
 ―タッタッタッタッタ



「お母さん、行ってくるね」


私と美夏は1階に下り、お母さんに声をかけた。












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