愛は、予定通り、美容院を終え、その足で、タクシーに乗って
颯太の会社に向かった。

一方颯太は、午後からの外出先で、思った以上に時間がかかり
会社に着くのが、ギリギリ五時という状態で、会社に向かっていた。

「山田さん、間に合いますか?」

颯太は、心配そうな声で運転手の山田に聞くと、

「はい、ギリギリだと思いますが、奥様が着くころには何とか・・」

「頼んだよ。」

そんな颯太と気にしながら、栞は

「専務、受付には、奥様がいらっしゃることは連絡してありますから
 ご心配には及びません。それより戻られたら、早急にお着替えなさって
 ください。」

「解ってる・・・」なぜか、栞の言葉に苛々する颯太であった。



愛が、颯太の会社に着き、タクシーを降りると

「愛!」

呼ばれた方を振り向くと、颯太が走って来た。

「悪い、時間がおしてしまって、今戻ったんだ。これからすぐに
 着替えるから、少し、待ってくれ。」

「大丈夫ですよ。まだ時間に余裕がありますから・・・」

「じゃー、行こうか。」

「はい」

そんな二人を、栞は見つめながら、栞も急いで二人の後を追った。

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