溺れる月
満月 月齢15
月齢15 裕人
雫を家に連れて行くと、
叔母さんは喜んでもてなしてくれた。
雫も、叔母さんのことを気に入ったようで、
すぐに打ち解けると、二人で何か話しては笑い合っていた。
叔母さんは、まだ29歳だし、同じ女だし、
何かと話すことがあるのだろう。
更に、同じミュージシャンが好きということが発覚し、
二人はますます仲良くなった。
きゃあきゃあ言いながらCDを掛けていたが、
僕はそのミュージシャンの曲を聴いたことが無く、
的外れな感想を口にしては、
「ヒロ君、あっち行ってなよ」
「そーだよ」と、
二人からジャマにされた。
雫は、お姉さんができたみたい。と喜んだ。
叔母さんは、雫の傷には何も触れなかった。
大人の対応というよりは、彼女の優しさだった。
叔母さんは喜んでもてなしてくれた。
雫も、叔母さんのことを気に入ったようで、
すぐに打ち解けると、二人で何か話しては笑い合っていた。
叔母さんは、まだ29歳だし、同じ女だし、
何かと話すことがあるのだろう。
更に、同じミュージシャンが好きということが発覚し、
二人はますます仲良くなった。
きゃあきゃあ言いながらCDを掛けていたが、
僕はそのミュージシャンの曲を聴いたことが無く、
的外れな感想を口にしては、
「ヒロ君、あっち行ってなよ」
「そーだよ」と、
二人からジャマにされた。
雫は、お姉さんができたみたい。と喜んだ。
叔母さんは、雫の傷には何も触れなかった。
大人の対応というよりは、彼女の優しさだった。