強烈なもので覚えている事といえば、小学校の理科室でしょうか。

 よくある事だそうですが、新規造成地ということで、学校の敷地になる土地というのは曰く付きが多いのだそう。

 普段から通っている理科室ですが、なんというか、陰気な場所で。

 整理整頓されて清潔なはずなのに、年代が経っているせいもあって不気味でした。

 とにかく記憶に残っていて、鮮明に覚えています。

 コワイんじゃないんですね、けれど気分のいい場所でもない。

 ある日、その理科室の周りに刑事ドラマでお馴染みの黄色いテープが張り巡らされていました。

 なにごとかと思っていると、友達の一人が教えてくれたわけです。

「理科室のガス菅、工事するって言ってたやんか。

 それでな、床下の地面の中から白骨死体が出てきてんて!」

 わたしは大阪府下に住んでいます。

 興奮気味にこの話を、家に帰っておばあちゃんに話しました。

「そうかぁ。学校ってなぁ、ほら、住宅地に作るやろ?

 土地がなかなかないもんやから、昔は墓場やったような場所にこしらえるんや。

 それで出てきたんやなぁ。」

 おばあちゃんの話のほうが衝撃的で、ゾッとしたものでした。

 その後、先生からは事件性無しということで警察はすぐ引き揚げたという話を聞かされました。

 事件でもなく白骨が埋まっていた事の理由を、先生は説明しませんでした。



 わたしの通った小学校の下には、古い共同墓地が埋まっていたのです。