誠につもる白雪かな

七 前触れ

それからというもの特に何が起こるわけでもなく、毎日巡察をする日々が続いていた。

たまに非番があれば暇な隊士等と茶屋に行ったり町に繰り出したり、本当に危険な町なのかと疑うほどだった。



隊士達からすれば特に何の変哲もなくただただ平和で楽しい日々だった。


凛は総司と共に八木家の子供達と壬生寺で遊んだり、近所の子供達を集めて鬼ごっこをしたりとのんびりとしていた。





しかし...そんな日々に満足出来ない人がいた....




そう、副長土方歳三と局長近藤勇だった。
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