俺様男子とラブ同居
『おやじが、しごとでおそいときは、たまにつくってるから、しんぱいすんな』

『そうなんだ』



慶太、すごいな…




『あゆむは、たまごわって。俺はやさいきるから』

『はーい』

『おしえてやるから、おまえもつくりかたおぼえろ』

『うん♪』


私と慶太は狭いキッチンに立ち、オムライスを作りはじめた。


慶太はキッチンの勝手や、用具の使い方をよく知っていて、

手慣れた手つきで、オムライスを作ってくれた。



その日のオムライスの味は、今でも覚えてる…

沈んだ心が、オムライスで本当に元気になった。


この日をキッカケに、私と慶太は、お留守番を頼まれたときなどは、こうやってふたりでオムライスを作った。


慶太に作り方を教えてもらった私は、唯一作れる料理が、オムライスになった。



私は、食べ物で一番オムライスが好き。



慶太はどうなのかな……?

知りたいな・・
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