この未来を壊して下さい。【完】






冷静になるために、一度あたりを見回す。





「わぁっ」





驚いた。私が座っているソファーの隣のソファーに“オーラのすごい人”がいる。





気付かなかった。





いったい、いつから座っていたのだろうか。





そんな関係ない事を考えながら周囲を見回す。





しばらくして、ようやく冷静になったのか、だんだん状況を把握できる状態になった。





「なぜ、私はここに押し込まれたのでしょうか?」





一応丁寧に聞く。





「あぁ、俺らの総長さんがお前に会いたいって」





そう言った同じクラスの彼は私の隣に座っている人に視線を向ける。




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