恋愛部☆番長組

お見舞い




 そして翌日――。


 私は風邪と熱で寝込んでしまった。



「...学校、休んじゃった...」



「いいから寝ててっ。学校にはもう私が
 連絡したから~」



「うん...」



 学校を休んだことより、今日1日立花君
 
 と会えないことのほうが辛い。




 パタンとドアを閉めて私一人になると

 布団を顔までかぶった。




「...辛いよぉ......ひっく...ぐす...」


 
 立花君は、好きな人いるって言ってた。

 だけど、私もそんな立花君を好きになっ

 っちゃって、涙が自然に流れる。




「...なにが辛いわけ?」



 
 えっ!?

 この声は―――...



「立花君っっ―――...!!」



 がばっと起きるとそこに「よお」と
 
 不機嫌な顔をした立花がいた。




 な、ななんでここにっ!!////
 
 泣いてるとこみられちゃったかな。


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