君といた夏
Prologue ープロローグー





神様はおっしゃった。


「そなたの願いを叶えようぞ」




嘆き悲しむ少女は言う。



「神なんて信じるものか」




顔を歪め、涙を流す彼も答えた



「願いはなんでも叶えられるのか?
そんなに都合がいいのか?」




神様は再び口をお開きになった。






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