エレベータを降りると、前回と同じ男性に出迎えられ、理子は久我の名前を言った。

「お待ちになられています。どうぞ、ご案内いたします」

理子は悠也の待つ席へ案内された。

悠也はこちらを向いて座っており、理子の姿が見えるとその場に立ち上がった。

理子がはにかんだ会釈をしてから座ると、自分も腰かける。

(マナーも完璧ね)