バース(アイシテルside伸也)


「家に行ってもいいか?」



「うん」



「じゃあ、今から行く」



俺は電話を切ってすぐに部屋を出た。



ハンドルを握る手が震えている。



亜美を失うかもしれない恐怖からか……



亜美に会える喜びからか……


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