私はまだ、ガラスの靴を履く勇気がない。
輝きたくて、輝けなくて。



――高校。 周りは輝いている人ばかり。





私は、『聖城学園高等学校』と書いてある門の前にいた。






…なぜ、私がこんな場違いな場所にいるかというと、


…もちろん、合格したからだ。











――『特待生』。喜んでいいのか。私は分からなかった。
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