エリート医師の溺愛処方箋
エリート医師を愛するがゆえに


――――。

「美味しいっ!
すごく美味しいよ。ね、千尋も食べて」

学生時代からよく通っていたイタリア料理店に瑠花を連れて訪れた。

帰国して初めて来たから、かれこれ三年振りになるかな。

懐かしい料理がテーブルに並べられ、それをじっくり堪能するつもりが、俺の手はピタリと止まったままだ。

……美味しそうに食事をする彼女が可愛くて、目が離せない。

一口、口に入れてはニッコリと笑う。

全く、本当にこんな女は初めてだ。




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