可愛い彼にはご注意を!

新居って・・・





蓮Side



柚亜がプロポーズをOKしてくれた時は本気で嬉しかった。



一方的に見ていたのは半年くらいだけどきちんと出会ったのは昨日で話したのもほとんど今日が初めてといってもいいくらいなのに了解してくれた。


多分、柚亜は俺のことを好きじゃない。



きっと、仕事を無くしたくないからしょうがなしにプロポーズも受けてくれたんだと思う。



今はそれでもいい・・・。

必ず俺のことを振り向かせて見せるから・・・。




「ここだよ。」




俺は会社から近い一軒家に車で来ていた。


ここは俺と柚亜の新居だ。




「大きい・・・。」

「そう?小さいと思うけど・・・。」

「蓮の感覚と私の感覚は違います。」




苦笑しながら言う柚亜が可愛くて今にも抱きしめたい気持ちになった。


駄目だ。

今ここで抱きしめると恐怖しか残らない。


必ず捕まえる為にはもっと後にならないとね。


そんな事を考えながら鍵を開けて中に柚亜を通すとキョロキョロと回りを見ていた。





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