城東くん。私は彼をまだ"彼"だと思えない。 そろそろ終わり、風の噂が言っていた。 ２週間前、突然告白された。きっと勢いで告白してきた城東君。今日はもう城東君も別れを考えていたのかな。 足取りが重い。私も自然と俯いてしまう。 「帰ろっか」「……うん。」 あ、待って、城東君。そっちは掃除中で滑りやすくなってるってさっき風の噂で聞いた。 危ない！咄嗟に手が出て、だけど、申し訳なさで袖だけを引っ張る。驚いて振り向く城東君はほおを赤く染めていた。目が潤んでる。どこにそんな感動させることがあっただろうか。 「ありがとう、俺ドジだから。」 あなたがドジなら私は何？ 私とあなたのレベルの違いは、この学校中の女子が知ってるよ。だから私は肩身の狭い思いを、、、 「さっきのミクかっこよかったよ。」 そっぽを向いてぼそっと言われたから確信はないけれど、城東君が初めて私の名前を呼んだ。 絶対に目を合わせてくれなくて顔は見えなかったけどもしかして照れてる？ もしかして本当に素敵なのは君なのかもしれない。初めてそう思った。それは内緒。

・私　俺　には、 自分の世界の中で絶対に決まっている一つの法則がある。 《恋愛は禁止。絶対してはいけない。》 …―それは、自分を苦しめる〝ワルい″ものだから。 /////////////////////// 　明奈　瑠璃 学校一の美少女。 すごくモテる。　 男嫌いで、毎日のように来る告白に嫌気がさしている。 あることがきっかけで…。 　× 　藤堂　雪 学校一のイケメン。 すごくモテる。 女嫌いで、毎日近づいてくる女たちをウザく感じている。 明奈と同じく、あることがきっかけで…。 　 　同じ精神病(っていうのかな?)を患い、利害が一致した二人は偽彼＆偽彼女になることに！ 見た目美男美女な二人。 いったいこの先、どうなっていくのか?!

ネット彼氏 「ねぇねぇ、ネット彼氏って知ってる？」 親友からこの話を聞いてから私の人生は一転した。 「私のネット彼氏になってくれない？」 三上 梨華 (16) × 山田 真也 (19) 「ネット彼氏？ 別にいいけど？」 ネット彼氏……… それは偽彼 (これは実話を元にしたフィクションです)

私、川村 奈紗、23歳。 先週の金曜日、 マッチングアプリで知り合った 花田くんに会いに行ったんだけど… 気づいたら、 イケメン俺様部長、 志崎 湊斗のめしつかいになってた！

｢ねえっ､春山謙音と偽カップルになっていい？｣ ｢ぶふぉっ…！は､はあ……？｣ ・ ・ ・ ｢春山謙音！｣ ｢…何でフルネーム…？｣ ｢私の､偽彼氏になってほしい｣ ｢…偽？｣ ｢彼氏いるけど､彼氏役になってほしい｣ ｢ええっと…？｣ ｡*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*｡ 立花 灰夜 -Tachibana Haru- 高校2年生 売れっ子小説家｡ 頭のネジが外れてる｡ 横川 日向真 -Yokokawa Hyu-ma- 高校2年生 灰夜の彼氏｡ クールだが彼女想い｡ 桜堤 謙音 -Sakuradutumi Kento- 高校2年生 灰夜の偽彼氏｡ 無自覚王子様で､灰夜に見初められる(？) ｡*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*｡ ※フィクションなので､実在する個人名等とは 関係ありません！！

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