鳥籠の姫
 







ああ、そうそう…



  覚えておいて……








「1度鳥籠で育ってられてしまった鳥は、

   もう自由な厳しい自然‐普通の社会‐
        の中では生きられないんだ……」









部屋には一人歪んだ笑みを称える男に、何も知らない無垢な少女が一人抱き抱えられていた。



 これからも君はこの鳥籠にいるのだろう……



         ‐事の真相は貴女のせいend‐
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