鳥籠の姫
 

自分を陥れたのは俺なのに、

「君の重荷は全て背負うから、俺と来てくれ」

と言ったらすがり付く様な瞳で見上げてきて

「……私…っ、助け…て……」

と言った。
あの顔が堪らない、忘れられないよ…。
あんなに可愛くて、俺しか見てない、見れていない瞳は初めてだ


 嗚呼、君はなんて可愛いんだ…。

 俺に抱かれてる時も可愛くて堪らないけど、俺のために泣いている君を見るのが一番堪らない……。

 大好きだよ…愛しい人……。


 君がどれだけ嫌がっても、絶対に離したりしないから…




  絶対に…何が…あっても……




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