森田当麻の奇妙事件簿

「和樹様。山中様はどこにお連れすれば……」

「脇田。下がっていいよ。優衣ちゃんは俺の部屋に来てよ」

「いえ。ここで結構です」

「いいから!!」

和樹が強引に優衣の腕を引っ張り、長い廊下を歩いていく。

その様子を脇田はじっと見つめていた。
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