森田当麻の奇妙事件簿
「優衣ちゃん!!」
優衣ちゃん……??
いつからそんな仲になったんだ。
馴れ馴れしい。
優衣は怒りをぐっと抑え、一礼する。
和樹は嬉しそうに優衣に駆け寄ってきた。
「なになに?こんな朝っぱらから!!まさか、俺に会いたくて来たの?」
んな訳あるか。
「い、いえ。お聞きしたいことが……」
「聞きたいこと?俺の好みなら優衣ちゃんだよ?」
やはり社長を連れてくるべきだった。
優衣一人ではとても話が進まない。