闇の花~2人の殺し屋~
「相変わらずクールだな、ヒース」



「冷さん。急ぎの仕事って何スか?」



「…あぁ。実は珍しい仕事があってな。とりあえずこれを見てくれ」


そう言われ渡された紙を見た。




そこには優しい笑顔で小さな子供の頭を撫でているエプロン姿の男性が写っていた。





この人が今回のターゲット?


裏で悪いことしてそうには見えないけど…






「この人がターゲットですか?」



「いいや、違う」




違うの?

なら…この人はなに…?










「お前らの今回の仕事は、この人のボディーガードだ」









……は?



予想外の言葉に驚いてしまった。

ラックも固まっている。






「冷さん。俺ら…殺し屋なんスけど?」



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