闇の花~2人の殺し屋~
ラックの言うとおり。
私達は殺し屋だ。
殺し屋とボディーガードなんて正反対な存在。
そんな私達が護衛をするなんて間違っている。
「そうなんだけどな。古い知り合いに護衛を頼まれたんだよ。俺んとこの腕のいい奴に護衛してもらいたいって。」
「それでも…」
「そいつの名前は角島 尚(カクシマ ナオ)。
親は有名デザイナーと会社社長らしいんだが家を飛び出して今は保育園で保父をしている」
だからエプロンや小さい子供が写っているのか。
「来週の土曜日に角島 尚の両親主催のパーティーがある。
それに尚もイヤイヤながら行くらしい。
尚の両親は有名なうえに強引なやり方のため反感を持つやつが多い。そんなやつらに尚は命を狙ってる。
尚は滅多に人前に出ないからきっとそのパーティーを狙われるだろう。
それの護衛を頼みたい」