サヨナラからはじめよう
これは何かの罰ですか?
「涼子、今日久しぶりに帰り行かない?」
午後から必要な書類をまとめていると後ろから声がかかった。
同期会のメンバーの一人である菜摘だ。
「あ~、ごめん。今日は午後から齋藤さんの所で打ち合わせなんだ。だからそのまま直帰すると思う。それにやっと本調子に戻ってきたところだから、今週いっぱいまでは大人しくしておくわ」
「そっか~。まぁそれもそうだね。じゃあ他のメンツに声かけてみるわ。次こそは涼子も来てよね?最近あんまり参加してないんだから」
「わかってるって。ごめんね?」
手を上げて悪いというジェスチャーをすると、菜摘は軽く手を振って自分の部署へと戻っていった。
最近すっかり同期会にも参加できていない。
司が来た上に寝込んでいたから。
来週からはまた一人の生活になるのだ。
何も気にせず好きなだけ羽が伸ばせる。
何も・・・
『今夜はオムライス作って待ってますから』
あの言葉が何度も脳裏に蘇る。
何故司はあんなことを言ったのだろうか?
単なる偶然?それとも何か意味が・・・
朝からどうしても心に引っかかって仕方がない。
午後から必要な書類をまとめていると後ろから声がかかった。
同期会のメンバーの一人である菜摘だ。
「あ~、ごめん。今日は午後から齋藤さんの所で打ち合わせなんだ。だからそのまま直帰すると思う。それにやっと本調子に戻ってきたところだから、今週いっぱいまでは大人しくしておくわ」
「そっか~。まぁそれもそうだね。じゃあ他のメンツに声かけてみるわ。次こそは涼子も来てよね?最近あんまり参加してないんだから」
「わかってるって。ごめんね?」
手を上げて悪いというジェスチャーをすると、菜摘は軽く手を振って自分の部署へと戻っていった。
最近すっかり同期会にも参加できていない。
司が来た上に寝込んでいたから。
来週からはまた一人の生活になるのだ。
何も気にせず好きなだけ羽が伸ばせる。
何も・・・
『今夜はオムライス作って待ってますから』
あの言葉が何度も脳裏に蘇る。
何故司はあんなことを言ったのだろうか?
単なる偶然?それとも何か意味が・・・
朝からどうしても心に引っかかって仕方がない。