逢いたい…。【実話】

誓約書

あたしとチビ太の二人だ

けの生活が始まった。



【ズキン…本当だったら

TUNも……グスッ…】



TUNは今どうしている

のだろう?



どこで寝ているの?



ご飯は食べてるの?



【TUN……ひとりで泣

いてるんじゃない?

苦しんでるんじゃない?

グスン……ゴメンネ…TUNの

人生狂わしちゃったね…

逢って…謝りたいょ…ぉ

…グスグス】



あたしの目からは

涙が止めどなく溢れる。



【どうしたら…TUNに

逢えるの…ズキン……誰か

あたし達を逢わせ…グスッ

逢いたい…。】



愛している人に逢えない

苦しみを何度もあじわう

事になるなんて。



【もしかしたらTUNは

あたしを恨んでるかも

しれないね…ズキズキ…

ゴメンナ…サイ……シクシク】



頭の中からTUNが離れ

る事はない。



考えれば考えるほど辛く

なる。




プルルルル~プルルルル



【ドキッ……誰…

もしかしたら…ドキドキ】




TUNからの電話を期待

してしまう――――





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