私達は机の落書きから始まった。
 
 
廊下に出ると、遼平の姿はなくて…
 
 
どこかで期待してた。
 
 
待っててくれるんじゃないかって。
 
 
連れ去ってくれるんじゃないかって。
 
 
どこかで期待してた…
 
 
そんなわけないのに……
 
 
 
あの時、ちゃんと追いかけたら、追いついたかもしれないけど、私は追いかけなかった。
 
 
追いかけなかったというより、動けなかった。
 
 
現実を思い知らされた。
 
 
 
 
もし、
 
 
もし、あの時…遼平に追い付いていたら、何か変わってたのかなぁ?
 
 
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