私達は机の落書きから始まった。
 
 
ゆっくり遼平の顔を見ると、目が合う。
 
 
「…ごめん!」
 
 
急に謝る遼平。
 
 
あぁ、やっぱり…
 
 
ちょっと期待してた分、ショックはあるが、そんなわけもないって思ってたから、
 
 
でも、泣きそう……
 
 
遼平に見られないように、後ろを向いて
 
 
「ん~?さっきの事?
いいよいいよ。
皆の誤解なら私が解いておくから…」
 
 
そこまで言いかけると、私の腕を掴んで、振り向かせた。
 
 
「違う!
俺が言いたいのは……
 
あんなとこで言うつもりなかったんだ。
 
 
菜々ちゃんが、彰さんに取られると思ったら……止まらなくて……
 
 
俺、まじ かっこわりぃな。
 
余裕なさ過ぎだろ…」
 
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