私達は机の落書きから始まった。
 
 
「菜々ちゃんを泣かせたのはあいつだろ?
 
そんな奴には、ぜってー負けないから。
 
だから、見てて。」
 
 
なんて自信…
 
 
でも、遼平はニコッと笑って試合に戻っていった。
 
 
「え?付き合ってるの?いつの間に?え?」
 
 
優里が隣で混乱していたけど、
 
 
私は、必死になって遼平を目で追い掛けた。
 
 
遼平だけを…
 
 
ピーーッ
 
 
試合終了の笛が鳴った。
 
 
勝ったのは…
 
 
2年3組。
 
 
遼平達のクラスだった。
 
 
クラスメイトと共に喜ぶ遼平の姿を追った。
 
 
そして、目が合った瞬間、ピースしていた。
 
 
そんな姿が、少しだけ可愛く思えた。
 
 
それから、携帯を取り出して、指を指した。
 
 
見ろってことだろう。
 
 
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