私達は机の落書きから始まった。

 
 
「優里、ここの屋上って行った事ある?」
 
 
「屋上? あそこって立ち入り禁止じゃなかった?鍵かかってるんじゃない?」
 
 
「そうなんだ。」
 
 
どうして?と聞く優里に、なんでもないと曖昧に返事をした。
 
 
屋上にいるから。
 
 
その文字が頭から離れない。
 
 
どうしてかな?
 
 
普通なら行かないのに、
 
 
どうしてか、足が向かってしまった。
 
 
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