私の初恋は屋上で

修司と乃愛



『あの、やっぱ今日はいいよ?なんか疲れてるみたいだし』


『いや、大丈夫。』


大丈夫かな、修司。


顔色めっちゃ悪いんだけど‥‥‥。




『あ、そーいえばさぁ、乃愛』


『ん?何?』



『純也と結婚すんだって? 』


えっ何急に!?




『う、うん。まぁね。するよ』


顔が赤くなるのがわかる。


それを見た瞬間、修司は私の手を引いて、走り出した。



『え、ちょっどうしたの!?』

『いーから。』




修司が連れてきた場所は‥‥‥どこ?


すごく広い部屋で、ベッドが2つ置いてある。


TVも凄く大きくて、逆に見づらい。

壁は落ち着く感じの肌色。

カーテンはすごくゴージャスで、風が吹くたびになびいている。

その他色々な家具やらが置いてあり、二、三人くらいで住めそう。


『わぁ☆すごいぃ!どこ?誰の部屋?』


『乃愛と純也の部屋だ。結婚したあとの、二人の部屋。』


え、私と純也の―?


な、なんか嬉しい‥‥これって、皆結婚のこと賛成してくれたんだよね―。







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