スイートホーム
でも、今日のこの子は何だか一味違う。
戸惑いながらも、志希を部屋まで案内しその場に残すと、私は急いで仕事へと戻った。
昼食を作り終え、後は盛り付けと配膳をするのみ、となった頃に遅番の大塚さんが出勤して来る。
「すみません。実は今日、弟が面会に来ていて…」
厨房のカウンター前にスタンバイした大塚さんに、おずおずと切り出した。
「昼食は自室で食べさせていただきたいんです。なので、この場を離れる事になりますが…」
「あ、そうなんだ。分かった。後は任せて」
「すみません」
「あら、別に謝ることないわよー。守家さんはお昼休憩なんだから。ここから先は私のやるべき仕事よ!」
カラカラと笑いながら、大塚さんはそう答えてくれた。
「遠慮せず、弟さんとの水入らずの時間を楽しんで来てくださいな」
「はい。ありがとうございます」
先ほどの志希の様子から察するに、あまり楽しい時間にはなりそうにもないけど…。
大塚さんにそんな報告をしても困らせてしまうだけなので、ひとまず感謝の言葉を返すだけにしておいた。
そうこうしているうちに12時になり、私は自分の分を食器に盛り付け、それをトレイに乗せて、大塚さんに改めて断りを入れつつ部屋へと向かう。
ほんとに、時計の針が12時を指すやいなやの行動だったので、まだ誰も食堂には降りて来ていなかった。
戸惑いながらも、志希を部屋まで案内しその場に残すと、私は急いで仕事へと戻った。
昼食を作り終え、後は盛り付けと配膳をするのみ、となった頃に遅番の大塚さんが出勤して来る。
「すみません。実は今日、弟が面会に来ていて…」
厨房のカウンター前にスタンバイした大塚さんに、おずおずと切り出した。
「昼食は自室で食べさせていただきたいんです。なので、この場を離れる事になりますが…」
「あ、そうなんだ。分かった。後は任せて」
「すみません」
「あら、別に謝ることないわよー。守家さんはお昼休憩なんだから。ここから先は私のやるべき仕事よ!」
カラカラと笑いながら、大塚さんはそう答えてくれた。
「遠慮せず、弟さんとの水入らずの時間を楽しんで来てくださいな」
「はい。ありがとうございます」
先ほどの志希の様子から察するに、あまり楽しい時間にはなりそうにもないけど…。
大塚さんにそんな報告をしても困らせてしまうだけなので、ひとまず感謝の言葉を返すだけにしておいた。
そうこうしているうちに12時になり、私は自分の分を食器に盛り付け、それをトレイに乗せて、大塚さんに改めて断りを入れつつ部屋へと向かう。
ほんとに、時計の針が12時を指すやいなやの行動だったので、まだ誰も食堂には降りて来ていなかった。