憎悪と、懺悔と、恋慕。
「・・・あの、これ。 木崎センパイのお父さんにも・・・ライターなんですけど・・・渡して貰えますか??」
開き直って、ちゃっちいライターまでもプレゼントする。 本当は、木崎センパイのお父さんに何かをプレゼントする気など起きなかったのだけれど、しないのも失礼な気がして、差し障りのないものをチョイスした。
そんな全く真心のないプレゼントまでも『気を遣わせてごめんなさいね。 ありがとう。 莉子ちゃん』と木崎センパイのお母さんは快く預かってくれた。
重ね重ね申し訳ない。
「・・・あと、木崎センパイにはこれを・・・。 趣味じゃなかもですが」
しかし、大本命の木崎センパイには真心たっぷりのプレゼントを。
喜んでくれたらいいなと、期待いっぱいに木崎センパイのだけ、リボンなんかつけてもらったりした袋を差し出す。
「ありがとう。 開けるよ??」
「どうぞどうぞ」
プレゼントを受け取った木崎センパイが、袋の中からネックウォーマーを取り出した。
この前、家まで送ってもらった時、寒そうにしてたから、防寒用具にしてみたのですが・・・。
「・・・・・・」
木崎センパイが、無言でそのネックウォーマーを見つめながら固まっていた。