憎悪と、懺悔と、恋慕。
 
 「木崎センパイ、何故ここに!??」

 驚く早川さんの瞼は普段の2倍に腫れあがっていて、あのメールはきっと泣きながら打ってくれたのだろうと予想が出来た。

 「・・・早川さん、中学のジャージ着て寝てるんだ」

 『フッ』と思わず吹き出してしまった。

 「もう嫌だー!!」

 早川さんが膝を抱えて小さくなった。

 そんな早川さんを、

 「莉子、どうしたんだ、その頭は。 何かの実験で失敗でもしたのか??」

 早川さんのお父さんまでもがイジる。

 「お父さんまでー!!」

 早川さんが恥ずかしがりながら、両手で寝癖を押さえつけた。
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