憎悪と、懺悔と、恋慕。



 翌日も、当然の様にお母さんの手作り弁当を鞄に入れて学校へ行った。

 『お母さんの事が嫌いだ』などと言っておきながら、ちゃっかりお弁当は持って行く自分の神経を疑う。

 まじで、どういうつもりなんだ、ワタシ。

 でも、毎日お昼ゴハンを買えるほど稼いでないし、お小遣いもそんなに貰ってない。

 いた仕方ない。

 ワタシは自分に、とても甘い。
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