ベランダ~愛する君へ~



寂しくはなかった。

だって絶対待っていてくれるから。

帰れば必ず、
尻尾を振っている君がいたから。

どんどんおばあちゃんになって
目も耳もきかなくなって
よろよろと歩くようになっても

それでもあたしに寄り添ってくれる

君がいたから。


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