学園王子様は、俺様です。



「那月とは幼なじみみたいな感じなんかな?
よく、ガキの頃一緒に遊んでたんだ」




幼なじみ…。





確かに近い存在だな…。





「うん…」




あたしは相づちを打ちながら、真剣に話を聞く。





「そんで、小2のとき…那月は引っ越したんだ」




「うん…」




「…那月さ、ぜんそく持っててさ。
ここは都会で空気もよくないし…田舎に引っ越したらしくて。

急だったからちゃんとした別れも出来なかった」



ぜんそく…なんだ…。




「…朱里。
俺、隠しごとは嫌だから言っとくな」




「うん…」


< 289 / 410 >

この作品をシェア

pagetop