学園王子様は、俺様です。
「那月とは幼なじみみたいな感じなんかな?
よく、ガキの頃一緒に遊んでたんだ」
幼なじみ…。
確かに近い存在だな…。
「うん…」
あたしは相づちを打ちながら、真剣に話を聞く。
「そんで、小2のとき…那月は引っ越したんだ」
「うん…」
「…那月さ、ぜんそく持っててさ。
ここは都会で空気もよくないし…田舎に引っ越したらしくて。
急だったからちゃんとした別れも出来なかった」
ぜんそく…なんだ…。
「…朱里。
俺、隠しごとは嫌だから言っとくな」
「うん…」