ツンデレくんを呼んでみた。
中出の傍だと安心してよく眠れる。


他の男だったら危機感がないなんて怒られるかもしれないけど、中出は一切手を出してこないから、心配する必要は何もないのだ。


大好きな中出の匂いと絶対的な安心感。


たまに、本当にたまに、少しくらい手を出してきても怒らないのになあと思うこともある。けど、そもそも手を出して来る中出が想像できないから、今のままでいいやと思ってしまう。


本当は、もっと触れたいし触れてほしいと思っている。深いところまで触れて、繋がりたいと思う。付き合ってもうすぐ一年なのだからそういうことをしてもおかしくない時期だと思うけど、そういう話をしたことは今までほとんどない。


中出がそういうことに頓着がないことは見ててわかる。だからあまり言えない。あたしからそんなことを言ったらドン引きされることは目に見えている。


こんなことを考えてしまっているのは変態なあたしだけ。今の平和と幸せを壊すくらいなら、何も言わずに過ぎていく方がずっといい。



< 20 / 104 >

この作品をシェア

pagetop